SF

2024年03月09日

「デューン砂の惑星PART2」は前作を超えた!?

ドゥ二・ヴィルヌーヴ監督シリーズ第2弾「デューン砂の惑星PART2」がIMAXシアターで先行公開され早速観ました。ハンス・ジマーのサウンドと相まって迫力ある臨場感を体感出来ました。惑星デューンを巡る宇宙戦争が勃発。ハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家は全滅。しかし、最愛の父とすべてを失うも、後継者ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)は生きていた。そして遂に復讐の時が来た。しかし、ポールと運命の女性・砂漠の民フレメンの戦士チャ二(ゼンデイア)の前に姿を現したのはパーディシャー皇帝シャッダム四世(クリストファー・ウォーケン)と砂の惑星デューンの新たな支配者として送り込まれたハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)の残忍な甥フェイド=ラウサ(オースティン・バトラー)で2人の前に立ちはだかる。ポールとチャ二は、教母に指名された母のレディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、アトレイデス家の腹心で武術指南役のガーニー・ハレック(ジョシュ・ブローニン)、砂漠の民のリーダー、スティルガー(ハビエル・バルデム)と共に首都アラキーンで遂に決戦に臨むが・・・。レア・セドゥ、フローレンス・ピュー、デイブ・バウティスタら豪華スターが名を連ねています。中でもオースティン・バトラーの演技が目を引きます。人種、世界観色んな要素が加味され深みのある作品に仕上がっています。アカデミー賞6部門受賞した前作を超える出来栄えで第3作も楽しみです。


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2024年01月23日

ダーク・ファンタジーSF「ヴェスパー」一見の価値あり!?

ダーク・ファンタジーSF「ヴェスパー」が公開され早速観ました。荒廃した地球と特異な造形の世界に
魅入られ最後まで興味深く観ました。生態系が壊れてしまった地球。一部の富裕層のみが城塞都市”シタデル”に暮らし、ほとんどの貧しい人々は危険な外の世界で僅かな資源を奪い合うように暮らしていた。そんな外の世界に寝たきりの父と二人で暮らす13歳の少女ヴェスパー(ラフィエル・チャップマン)は、独学で植物の再生に取り組んでいた。ある日危険な森の中で倒れている女性カメリアを発見する。シタデルの権力者の娘であるという彼女は、共に墜落した飛行艇に乗っていた父を探してほしいとヴェスパーに頼み込む。もしかするとシタデルへの道が拓けるかもしれないと父の制止を振り切ってカメリアの頼みを聞き入れるヴェスパーであったが、辺り一帯を支配する残忍なヴェスパーの叔父ヨナスもまた墜落した飛行艇の行方を追っていた。果たしてヴェスパーとカメリアの運命は・・・。寝たきりの父の声を宙に浮く丸顔のドローンが喋るのもユニークです。デストーピアの世界で希望を見い出そうとするヴェスパーに僅かな光が灯るのを暗示しているようです。監督は、クリスティーナ・ブオジーテとブルーノ・サンベル。リトアニア・フランス・ベルギー産SFに一見の価値ありです。




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2023年12月25日

前日譚「ハンガーゲーム0」ジェニファー・ローレンス主演には勝てなかった!??

独裁国家パネムの首都キャピトルに反乱を起こした12の地区を戒める為、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行う恐怖の催し「ハンガー・ゲーム」。そのシリーズ最新作「ハンガー・ゲーム0」が公開され早速観ました。今作は、第1作の64年前でスノー大統領がパネムの独裁者として君臨する数10年前に当たる前日譚となっています。10回目を迎えたハンガー・ゲームの新しい試みとしてプレーヤーの教育係に任命された18歳の少年コリオレーナス・スノー(トム・ブライス)は、貧しい環境から抜け出す為、優勝を心に決める。だが、彼が担当することになったのは、第12地区のひ弱な少女ルーシー・グレイベアード(レイチェル・ゼグラー)だった。だが、少女には、唯一の武器としてカリスマ性のある歌声とパフォーマンスを兼ね備えていた。キャピトルの実験的兵器開発担当者であり、ヘッド・ゲームメーカーでもあるヴォラムニア・ゴール博士(ヴィオラ・デイヴィス)の元、遂にゲームが開始された。戦いが激しさを増す中次々とプレイヤーが倒れていく。果たしてルーシー・グレイベアードは、生き残り、スノーは、優勝出来るのか。その結末は・・。ラストのスノーの表情がその後の全てを暗示している様に見えます。監督は、第2作から第4作まで手掛けたフランシス・ローレンス。




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2023年11月11日

マーベルコミック映画「マーベルズ」特撮映像に少々食傷気味!?

マーベルコミック映画「マーベルズ」が公開され早速観ました。さすが特撮映像の飛んだり跳ねたりにいささか食傷気味です。アベンジャーズ最強のヒーロー、キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)とアベンジャーズの創設者ニック・フューリー(サミュエル・ジャクソン)が指揮する宇宙ステーションの敏腕エージェント、モニカ・ランボー(テヨナ・パリス)、それにキャプテン・マーベルに憧れるアベンジャーズオタクの高校生ヒーローのミズ・マーベル(イマン・ヴェラーニ)の3人の女性ヒーローが主役です。これに対峙するのが宿敵クリー帝国の最高司令官、ダー・ベン(ゾウイ・アシュトン)。3人は、クリーとスクラルの和平交渉が行われている惑星ターナックスへと向かう。しかし、ダー・ベンは、宇宙の秘宝、量子バンドを使ってジャンプポイントを発生させ、ターナックスの空気を奪おうとする。キャロルたちは、協力してスクラル人たちを宇宙船で退避させるだった。さらに次のダー・ベンの目的地が水の星アラドナと知った3人は急行する。チームを組んだばかりのキャロルたちは、果たしてそこで強敵ダー・ベンを倒すことが出来るのだろうか・・・。例によってエンディングにおまけ映像あり。監督、共同脚本は、ニア・ダコスタ。





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2023年10月21日

「ザ・クリエイター/創造者」は泣けるSFでした。!?

「ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を手掛けたギャレス・エドワーズ監督のSF最新作「ザ・クリエイター/創造者」が公開され早速観ました。近未来の世界を描くSF。心のつながりに涙してしまうところがこの監督の上手いところです。人類と人工知能(AI)が対立する近未来。ある日AIがロサンゼルスで核を爆発させ、100万人が犠牲になる事件が発生する。アメリカと西洋各国は、AIを危険視し完全禁止する一方で、アジア圏ではAIテクノロジーの開発を継続し、シミュラント(模造人間)と呼ばれる人間のようになったAIの恩恵を享受しながら共存していた。2065年、ニューアジアで潜入捜査任務に就いていたジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、妻のマヤ(ジェンマ・チャン)とはぐれてしまう。遂にマヤの死を確信した彼は、一旦アメリカに帰る。5年後、ジョシュアは、軍から妻のマヤがまだ生きているかもしれないと告げられ、ハウエル大佐(アリソン・ジャネイ)の指揮のもとニューアジアのAIがうごめく現地の赴く。そこで超進化型AIを搭載した少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)と運命的な出会いを果たす。彼女こそニューアジアを戦争に勝たせることのできる超兵器だったが、ジョシュアは、破壊せず、守ることを選ぶ。つぶらな瞳で無表情のアルフィーがジョシュアとの交流で次第に表情が豊かになって行く。その過程でどんどん感情移入しラストのアルフィーの表情がたまりません。渡辺謙が反乱軍のリーダー役で出ています。


okachannel007 at 22:20|PermalinkComments(0)