伝記映画

2023年12月13日

「マエストロ:その音楽と愛と」アカデミー賞狙い!?必見です。

「ウエストサイド物語」の音楽を手掛けた世界的指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレとの波乱に満ちた結婚生活を美しい音楽と共に描く愛の物語「マエストロ:その音楽と愛と」が公開され早速観ました。マーティン・スコセッシとスティーブン・スピルバーグらがプロデュース。「アリー/スター誕生」のブラッドリー・クーパーが監督・脚本・主演を務め今度のゴールデン・グローブ賞の諸部門にノミネートされている注目作です。ウクライナ系ユダヤ人移民の2世としてマサチューセッツ州ローレンスに生まれたレナード・バーンスタイン(ブラッドリー・クーパー)は、美容器具販売を営む父の反対にあいながらもプロの音楽家の道を志す。決して恵まれた音楽環境ではなかったもののニューヨーク・シティ音響楽団の音楽監督に就任するレナード。チリ系アメリカ人の女優・ピアニストのフェリシア(キャリー・マリガン)とパーティーで出会ったのは、そんな希望に満ちた1946年だった。その後レナードとフェリシアは、結婚しジェイミー、ニーナ、アレクサンダーと3人の子どもを授かる。だが、フェリシアは、結婚前からレナードが男性と関係を持っていることを知っていたのです。劇中、ブラッドリー・クーパー自身がタクトを振った「マーラー:交響曲第2番」やバーンスタインの多彩な楽曲が散りばめられています。



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2023年12月10日

リドリー・スコット監督「ナポレオン」実写で壮大な戦場描く。見応えあり!?

巨匠リドリー・スコット監督の最新作「ナポレオン」が公開され早速観ました。SFXの時代に8000人超えのエキストラとカメラ11台で捉えら戦場の合戦シーンは、見応えがありました。またオスカー俳優、ホアキン・フェニックスがナポレオンを熱演、ハマっていました。コルシカ生まれのナポレオン(ホアキン・
フェニックス)は、1789年に始まったフランス革命後の混乱期に天才的の戦略で外敵に勝利し続け、軍総司令官になる。やがて彼は、子連れの未亡人ジョセフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)と結婚するが、彼女は、次々と浮気する。1804年ナポレオンは、皇帝になり、英国、露、オーストリア、スウェーデンなどからなる対仏大同盟に勝利したアウステルリッツの戦いから敗れたワーテルローの戦いまで300万人以上を死に導く。結局、セント・ヘレナ島へ流刑の身となり生涯を終えることになる。片方、プライベートのナポレオンは、離婚してからもジョセフィーヌを思い続けた一面もしっかり描かれ、さすが巨匠リドリー・スコット監督、作品に厚みを持たせています。






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2023年03月06日

「フェイブルマンズ」スピルバーグ監督の映画愛に満ちた作品です。必見!?

今年のアカデミー賞に作品賞等7部門にノミネートされているスティーブン・スピルバーグ監督の「フェイブルマンズ」が公開され早速観ました。この作品は、スピルバーグ監督の少年期から映画監督になる夢を叶えるまでの自身の原体験を描いています。1952年、初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル)は、8ミリカメラを手に家族の休暇や旅行の記録係となり、妹や友人たちが出演する作品を制作していた。そんなサミーを音楽家でピアニストの母ミッツィ(ミシェル・ウィリアムズ)は応援するが、コンピューターデザインの先駆者である父(ポール・ダノ)は、不真面目な趣味だと考えていた。そんな中、一家は、父の転職でニュージャージーからアリゾナ、さらにカリフォルニアへと引っ越す。そこでは、母の募る男性への思いや、ユダヤ人への差別など様々な出来事がサミーの未来を変えて行くのだった。終わり近く、巨匠ジョン・フォード監督の事務所に呼ばれる機会があり、監督との短いやり取りではあったが、強烈な印象として残りその後の映画監督成功の礎になった気がします。それにしてもジョン・フォードに似てたな。音楽は、ジョン・ウィリアムズ。人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めることの大切さを監督が実体験を通じて語っているだけに説得力があります。



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2023年01月02日

「ルイス・ウェイン/生涯愛した妻とネコ」ベネディクト・カンバーバッチの演技が光ります!?

ベネディクト・カンバーバッチ製作総指揮・主演の「ルイス・ウェイン/生涯愛した妻とネコ」が公開されていて観ました。猫をモチーフにイラストで人気を集めたイギリスの画家ルイス・ウェインの生涯を描いた伝記映画です。ベネディクト・カンバーバッチが老人までの人生を見事に演じ切っています。
イギリスの上流階級に生まれたルイス(ベネディクト・カンバーバッチ)は、早くに父を亡くし、一家を支えるためイラストレーターとして働くようになる。やがて妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ちる。彼は、周囲から身分違いと猛反対されるもエミリーと結婚する。しかし、エミリーは、末期の乳がんと宣告されてしまう。そんな中、ルイスは、庭に迷い込んできた子猫にピーターと名付け、エミリーの為に子猫の絵を描き始める。そして彼は、エミリーとの残された日々を大切に過ごして行くのです。オリビア・コールマンがナレーションを担当しています。又、タイカ・ワイティティがマックス・カセ役で出ています。脚本・監督は、ウィル・シャープ。


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2022年12月26日

「ホイットニーヒューストン」実像とスター像の両面描いた稀有な作品です。必見!?

「ボヘミアン・ラプソディ」の脚本家が贈る「ホイットニーヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」が公開され早速観ました。2012年48歳の若さで亡くなった稀有の歌姫ホイットニー(ナオミ・アッキー)の10代後半から亡くなるまでを時系列でスーパースターの華やかな表側と裏側の実像を赤裸々に描いています。その中で、ホイットニーと長年親友だった女性ロビン・クロフォードとの出会いと友情。育ての親でレコード会社アリスタに迎え入れるクライヴ・デイヴィス(スタンリー・トゥッチ)。父親との金銭トラブル。母親の絶対的存在、夫ボビーとの夫婦関係が描かれています。そしてトータルセールスが2億枚を超えるアルバム、シングルから映画「ボディガード」の主題歌など大ヒットソングが登場します。年末の強敵揃いの作品群の中でも必見作です。監督は、ケイシー・レモンズ。








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